Permalink : http://doi.org/10.18881/00000264
児童期の認知発達と心理発達の特徴と支援について
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File / Name | License |
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JaLC DOI | info:doi/10.18881/00000264 |
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper_default |
言語 | 日本語 |
著者 |
大須賀 隆子
/ オオスガ タカコ
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抄録 |
小学3 年から4 年にかけて話し言葉から書き言葉への転換が起こり「保存」や「系列化」
の理解が深まってくる.学習内容に抽象的な概念が盛り込まれるようになり,児童によっては, 低学年で学習した知識と比較するかたちや具体的に視覚化することによって新しい学習内容を取 り込みやすくする「先行オーガナイザー」(Ausubel,1963)が有効になるだろう.「認知カウンセ リング」(市川,2004)によって,4つの側面「動機づけ」「メタ認知」「知識構造」「必要知識」 からつまずきの原因を探り,学習者が「認知的な学習スキル」を自立的に習得するような支援も 望ましい.児童期は仲間の比重が大きくなり,10 歳ころから社会的比較を通して妬みなどのネガ ティヴな感情が生じる場合がある(澤田,2006)が,「関係性攻撃」行為につながらないように社 会的スキルプログラムが必要であり(磯部,2011),日々の教育実践の中で心のパワーと社会性の 育成を視野に入れた「開発的・予防的カウンセリング」が求められる(河村,2012).構成的グルー プエンカウンター(SGE)に継続的に取り組む学級や児童は,受容的で支持的な体験の中で自信 や安定感を得,ネガティヴな感情を抱えた児童はSGE 実施の守られた時空間と課題設定の中で感 情表出をすることが予測される.ソーシャルスキルトレーニング(SST)プログラムを行った後は, 日常の教育活動の中にSST を盛り込む「般化」の機会と,グループアプローチのなかに埋もれが ちな児童への個別配慮が求められる(飯田・石隈,2001). |
雑誌名 | 帝京科学大学教職指導研究 : 帝京科学大学教職センター紀要 |
巻 | 1 |
号 | 1 |
ページ | 161 - 167 |
発行年 | 2016-03-15 |
ISSN |
24241253
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